報道関係者各位
プレスリリース
2005年6月6日



株式会社シーアンドジイ
 
 
携帯電話に最適なスケーラブルフォント技術を開発
評価キットの提供を開始
 
 

株式会社シーアンドジイ(本社:東京都新宿区、代表取締役:坂本 達)は、 同社が代理店を務めるアーフィック(Arphic Technology)社(本社:台湾台北市、代表取締役:楊 淑慧)が携帯電話・PDA等の携帯機器に最適なスケーラブルフォント技術Arphic Mobile Font(アーフィック モバイルフォント)を開発、評価キットの配布を開始したと発表。

アーフィック社が開発したArphic Mobile Fontは、従来のアウトラインフォントベースのスケーラブルフォントのように曲線関数を使用せず、スケーラブルを実現しました。従来のアルゴリズムに比べ展開速度が、飛躍的に向上しました。携帯電話端末に使用される比較的処理速度の遅いCPUでも画面表示に遅延が生じることはありません。

現在の携帯端末には、複数のサイズのフォントを表示出来る製品が多いのですが、ほとんどが、複数サイズのビットマップフォントを搭載しているのが現状。その理由としてあげられるのが、文字の生成速度と、表示品質です。Arphic Mobile Fontの特徴の一つは、従来方式のスケーラブルアルゴリズムに比べ6倍から、10倍の文字生成速度を持つ点です。SH3-DSPコアCPUでの生成速度測定結果は、20x20ドットで毎秒1,250文字と大変高速です。

スケーラブルフォントを使用することで、フォントに割いていた、メモリー空間を他のデータ用に転用することが可能になります。尚、Arphic Mobile Fontのフォントデータ容量は、約900KB,展開プログラムのサイズは、約80KB,ワークメモリーは、64KBと、非常にコンパクトです。

もう一つの特徴は、従来のスケーラブルフォントの弱点であった、小さなサイズの文字も、アンチエイリアスとヒンティングアルゴリズムを併用することで、表示品質を向上させました。また、従来のビットマップフォントのようなアンチエイリアスを使用しない展開モードも開発中。これは、ビットマップフォントで見られるような、字画の省略を自動的に行いビットマップフォントと遜色のない表示品質を保つことが可能になります。

Arphic Mobile Fontは、ハードウエア環境や、OSに依存しないため、あらゆる製品に組込が可能です。
製品への組込を支援するためのソフトウエア開発キットを用意しました。
開発キットの詳細は、お問い合わせください。

   
 
16ドットスケラーブルフォント
20ドットスケラーブルフォント
   
 
24ドットスケラーブルフォント
   
 
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