株式会社シーアンドジイ(本社:東京都新宿区、代表取締役:坂本 達)は、同社が代理店を務めるアーフィック(Arphic Technology)社(本社:台湾台北市、代表取締役:楊 淑慧)が多国語対応の、フォント配置を支援するArphicレイアウトエンジンを開発、評価キットの配布を開始したと発表。
アーフィック社が開発したArphicレイアウトエンジンは、アラビア語、ヒンディ語、タイ語などの、煩雑な文字表示を強力に支援します。
アラビア語などで使用される、前後関係での字形変化、文字の入れ替わり、連結文字(リガチャー)、左右双方向からの文字入力などの複雑なスクリプトに対応します。
Arphicレイアウトエンジンを使用することで、アプリケーションは、文字列のUnicodeとフォントを展開するためのバッファーを用意し、レイアウトエンジンAPIを呼び出すことにより、文字列の表示に必要な情報をアプリケーションに、返します。複雑な文字の入れ替えや、変形は、全てレイアウトエンジンが、処理します。
Arphicレイアウトエンジンを使用することで、同一行にアラビア語、ヒンディ語、英語、日本語、中国語など多国語を一度に表示出来るのも、このレイアウトエンジンの特徴でもあります。製品の多国語対応ユニバーサルデザインを支援します。
各言語のリガチャールールデータベースは、その国の研究機関や、大学などの協力を得て、開発。ヒンズー語の場合で105文字のUnicode制定文字セットと180文字の追加基本文字セットで約16,000ものリガチャーをサポートしています。
レイアウトエンジンのコアサイズは、ARM7 CPUの例で約50KBとコンパクトで、携帯電話への実装に適しています。プログラムコードは、ANSICで書かれていますので、あらゆるハードウエア環境でも実装可能です。
現在は、ビットマップフォントのみ対応ですが、将来的には、アーフィック社のHiFont及びArphicモバイルフォント、TrueType等のスケーラブルフォントにも対応予定です。
製品への組込を支援するためのソフトウエア開発キットを用意しました。
開発キットの詳細は、お問い合わせください。
レイアウトエンジンを使用したヒンディ語の文字表示例
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